独断と偏見の大会レポ

日本全国津々浦々、全部の大会に行ける訳ではないのですが、出店をかねて、できるだけ取材を重ねて、

皆様に個々の大会の魅力や特徴、現場感みたいなものをお届けしたいと思います。

大会出場の参考になる、、、と幸いです。

 

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■11月13日 宮古サーモン・ハーフマラソン

 

「ハーフマラソンの部」「5kmの部」「10kmの部」「ペアマラソンの部」の4部からなる、宮古市を代表する大規模なマラソン大会です。

 

日本一の「さけのまち」・宮古市で開催される『宮古サーモン・ハーフマラソン』は、全国各地から毎年大勢の参加者があることで知られ、今年も箱根駅伝2連覇を目指すあの青学大の選手が多数出走しています。

本来はアットホームなハーフマラソン大会ですが、箱根のメンバー入りを目指す選手たちの集団が散らす火花はそれはそれはすごいものがありました。

 

ランニングコーチ・鳥光健仁さんがゲストランナーで現地入りしています。

鳥光コーチは「Run Buddy Make」代表として、多数のパーソナルトレーニングを受け持つ傍ら、ジュニア、キッズ~シニア層&リアルアスリートまで、競技レベルや層に合わせたラン&フィットネスコーチを長年つとめ、スポーツフィットネスギアのアドバイザー兼アンバサダーとしての顔も持っています。エアフライも着用して頂き、いつも使用感とか、フィードバックしてもらっています。

 

さて、この宮古サーモン・ハーフマラソンはゴール後ランナーに鮭汁、鮭ごはん、サンマの塩焼などなど、地元の新鮮な食材を使った料理がガンガン振舞われる大会で、とれたて新鮮なので美味しいのなんの。

 

そして、上位入賞者には「生鮭」が賞品として贈られるユニークなマラソン大会となっています。

 

今年も1500人の定員がすべて埋まっています。振舞われる料理はもちろんですが、最新の競技施設もなにげにランナーにとって魅力なのだと思います。

 

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★★

●エンジョイ度:★★★★★

●ファミリー度:★★★★★

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■10月30日 多摩川ハーフマラソン

豊富なペースランナー、実績あるトレーニングコーチ陣が務めるゲストランナー、イベント進行に欠かせないノリのよいDJ、この多摩川ハーフはそれらがすべて揃った、そして参加者と主催者の距離がとても近い大会です。それだけ参加者の感じることに敏感でいられる大会で、例えばこの大会は、少し距離が離れたトイレに行く時ように、無料で電動自転車を貸してくれます。ペーサーの数と質も非常に充実していると言えます。そして、多摩川の河川敷、ということで、首都圏のどこからでも簡単に来られる、駅近大会。川崎市後援のもと、ハーフ/10キロ/5キロ/リレーマラソンとレベルや楽しみ方に応じたコースでランを楽しめます。

●コース難度:★★

●競技志向:★★

●エンジョイ度:★★★★★

●ファミリー度:★★★★★

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■10月16日 千葉シティトライアスロン

稲毛で開催されるこの大会は、トライアスロンのシリーズ戦に組み込まれているため、第一線で競技するトップアスリートはもちろんのこと、市民愛好家、家族づれ、パラアスリート(パラ機材の試乗イベントも併設)、ママチャリ参戦、泳げない人の記録無し参戦、参加希望の下見、純粋な応援、など、首都圏至近の立地を生かした幅広い参加層で、トライアスロンをとにかく身近なものにする仕掛けが随所にちりばめられています。本格的なコースレイアウトでありながら、周回コースでもあるため、選手が何回も目の前に来てくれることになり、応援しがいがあります。全体的な雰囲気もイベント感、浜辺至近の解放感、プール直結のリゾート感があいまって、最高です。

 

まだ第2回目の開催ということですが、すでに定員は満員状態。1日楽しくすごしたあと、近隣や首都圏に家族と遊びに行くこともできる、ファミリーフレンドリーな大会でした。

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★

●エンジョイ度:★★★★★

●ファミリー度:★★★★★

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■9月18日 九十九里トライアスロン(一宮トライアスロン会場)

朝のエントリー会場風景。

参加者全員が検温をして、大会に挑みます。l

 

九十九里トライアスロンは、河口付近をスイムし、オリンピックディスタンスを中心に繰り広げられる、首都圏最大のトライアスロン大会の1つです。今年も1500人近くのトライアスリートがその腕試しにやってきていました。トライアスロンという競技柄、外国人の参加者も多かった大会です。

 

今年は、台風が近づく中での大会となりました。午前中は天候も持ち、雨も降らずに快適なレース環境でしたが、

お昼前頃から雨が降り出し、最後はとうとう暴風雨となりました。雷も鳴り始めたため、大会は途中で競技中止になってしまいました(涙)。

 

ただ、この雷と暴風雨の中、選手の皆さんは大会中止のアナウンスがされるまで全く怯むことなく走り続けていました。

トライアスリートの皆様のこころいきはほんと、凄いです。もともとこのスポーツを始めたきっかけも、「チャレンジ」が多くの要素を占めていたと思いますので、こういう天気だからこそ、燃えたかもしれません。

 

皆さん本当に鍛え上げているトライアスリートの方が多かったのですが、過酷なトライアスロン競技を支えるアイテムが…、

 

各トランジションでラップボタンを押す必要のない

 

wahoo ELEMENT  RIVAL。

 

スポーツをする上で本当に必要な機能だけを残した、コンセプトが明確なウォッチです。

 

ゴリラガラス採用、クールな外観、オートラップと、トライアスロン競技におけるマストアイテムです。

 

尚、この大会はゴール後に焼きハマグリがもてなされます。

テーブルとイスも完備され、台風さえ来なければ、アフターレースも楽しい大会です。

 

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★★

●エンジョイ度:★★★★

●ファミリー度:★★★

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■8月21日 赤城の森トレイルラン(昭和村 横浜市少年自然の家・赤城林間学園内)

青梅トライアスロン協会さんが主催する、トレイルラン大会に出店しました。

 

群馬県は昭和村。ここは村全体が山あいの雄大な台地のようになっていて、日本とは思えない景色に巡り合えます。

一面に広がる野菜畑は、他では見られないフォトジェニックな光景です。

 

赤城の森トレイルランですが、激しいアップダウンはあまりなく、走りやすいコースです。

コース的な特徴からケガのリスクが少ないため、子供たちが親子で参加することも多い大会です。

17キロ、34キロの2カテゴリの大会です。

 

 

また、スタート・ゴールが同じ地点に設定された、トレイルランの標準的なコース作りになっています。

スタートとゴールが同じ地点ということは、当然ながら、スタート地点に置いてきた荷物をゴールしたらそのまま持って帰れる、

コースから逸れて走ってしまう、様々な自然の中を走る上でのリスクが少ないタイプのコースです。

 

ただ、今年は蜂が多くいるそうで、スタート前に刺されてしまった方が

数名おりました。山の中で行う競技なので注意が必要ですが、基本的に蜂は人間側から攻撃しなければ自分から襲うことはしない生き物です。

黒い服はなるべく避ける等の工夫もできるので、そのあたりは、自然&蜂と、感覚的に対話しながら、身に着けていくべき知識かなと思います。

 

 大会の参加賞には地元の新鮮な野菜です。山盛りのキャベツがありました。こんなボリュームは東京で見ることはできません。

そのまま食べている方もいました。野菜は新鮮だと本当に美味しいです。特にキャベツとトウモロコシは朝採りしたものをすぐ食べると、「こんなに美味しいの???」と思うくらい普段食べているものとは違うのです。

 

初めて出店したトレイルラン大会ですが、ブースにはもたくさんの参加選手の皆様が立ち寄ってくれました。ありがとうございます。

 

そして、トレイルランにはこのガジェットの組み合わせ、重要です。

 

●心拍:3軸モーションセンサー搭載のwahoo TICKER X GEN2

●ウォッチ:ELEMENT  RIVAL

●アイウェア:エアフライ

 

 

ランニングダイナミクスで走行中の様々なデータを記録することが出来るハートレートとスポーツウォッチの組み合わせ。

そして、自然の中で、虫や木の枝から目を守り、かつ走りの衝撃振動に負けないホールド感を維持する唯一のサングラス・エアフライ。

鼻パッドのないAirFlyサングラスはどんな振動でもズレることなくトレイルランなどにはまさにマストアイテム。

 

クレイジーカロさんも愛用しています。

 

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★

●エンジョイ度:★★★★

●ファミリー度:★★★★★

 

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■7月23日 マトリックス・袖ヶ浦サマーサイクルロードフェスタ(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)

マトリックスパワータグのプロ選手たちがサポート参加するサマーフェスタ。

プロの引くメイン集団は統制もとれて見ていて綺麗です。

マトリックス主催の大会は、安全確保の意味合いも込めて、ほぼ必ず所属選手によるサポートライドがつきます。

 

少し前は土井雪広選手や佐野淳哉選手、今年は小林マリノ選手等、スター選手が会場に来て、大会を盛り上げてくれています。

 

ただ、この集団に加わるにはそれなりのトレーニングを積んで足を作らないと危険でもあります。

プロの自転車選手の凄みは、体力・技術的には、

・猛スピードで駆け抜けていても自転車をコントロールできる

・自転車と自転車の間が十数センチでも接触しないでレースができる

・高い出力を長時間維持できる

ことにあります。

自転車を自由自在に扱うところや身体の臀部の発達具合を見ると、トレーニングの積み重ねを感じます。

 

袖ヶ浦サマーフェスタでは、暑い中参加者の皆さんが力強い走りで暑さを吹き飛ばしていました。

 

フォレストレースウェイは何と言っても専用コースとしてのコースの綺麗さ、走りやすさが魅力です。

コース幅もあり、その大きさは非日常感を味わうのに十分です。

 

首都圏からもアクアラインですぐ、近隣にはアウトレット、マザー牧場、等々の施設も充実、家族でたっぷりと楽しめる大会です。

また、マトリックスさんはウォークライド社とともに、子供の大会も積極的に開催しております。参加する子供たちのレベルも高く、大人顔負けの走りを披露しています。同時に初心者の方々や子供たちにも走りの基本を教えて、自転車の啓蒙・普及に努めています。

 

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★★

●エンジョイ度:★★★★

●ファミリー度:★★★★

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■7月17日 宮ケ瀬クリテ(宮ケ瀬湖畔)

宮ケ瀬クリテ

美しい人口湖・宮ケ瀬湖畔で開催されている宮ケ瀬クリテ。

ボート乗り場に向かう側、イルミネーションが名物となっている公園側、両方で開催されています。

ボート乗り場側で行われているこの回は、抜きどころが少ないトリッキーなコースで、直角カーブ、折り返し、急坂が繰り返される足がどんどん削られていくクリテリウムです。自転車の基本的な走行技術が問われるコースとも言えます。

 

加えて、実は宮ケ瀬湖は首都圏から近いにも関わらずそれなりに山深い場所にあり、天候が変わりやすく、この日も大会直前に雨が止み、日中はどんどん気温が上がって路面状況も刻々と変わる1日となりました。

 

出場したサイクリストには、そうした気象状況も加味した走りが求められます。

 

この宮ケ瀬クリテ会場は写真にもある通り、湖を向くと解放感に溢れ、山を向くと山間の谷間のような趣で、また、湖に来る途中の風景も里山の風情が色濃く残る、「すぐそばにある田舎」。レースでなくとも走りがいのあるコースがたくさんあるエリアです。

 

●コース難度:★★★★

●競技志向:★★★★

●エンジョイ度:★★★

●ファミリー度:★★★

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■7月9日 筑波9耐(筑波サーキット)

筑波サーキット9時間耐久レース。

真夏の風物詩的大会で、この大会で汗をかきまくりながら、仲間と熱く走って、

ビールで打ち上げるのを楽しみにしているサイクリストも多いと聞きます。

 

私も時間ができたらぜひ仲間と走ってみたい!

 

コースは、コンパクトながら、アンジュレーションを生かし、かつ距離も稼げるレイアウト。

名物のダンロップゲートを抜けながら、全速力で駆け抜け、かつカーブのテクニックも適度に試される、

どちらかといえばテクニカルなコースです。

 

自販機もたくさん確保され、パドックの面積も充実した、参加する人にも主催する人にも優しい、優れたサーキットだと思います。

 

そのため、何年も先までイベント開催予約が埋まってしまっており、新規で何か開催することが難しい悩ましいサーキットでもあります。

 

ちなみに、「筑波サーキット」ですが、筑波山をはるか遠くに見るところにありまして、筑波にはありません。

下妻市の、比較的のどかな一角にあります。

 

さて筑波9耐ですが、途中休憩時間をはさみながら(といっても8~13時、14~18時のほぼぶっ通しの耐久レースであることに変わりはなく、率直に「みんなこの暑さの中よく走るなぁ~」と、他人事のように遠くで見つめてもいるのですが。。出店する側もキャッチフレーズの如く、まさに「究極の9耐」です。

 

でも、日が落ちて、暑さも少しゆるんで、1日の疲れがたまりつつも、主催者側は仕事をややりきった感、出場者の皆様は走り切った達成感を感じながら、レース終盤・夕暮れ時の空気感、遠くに筑波山を眺めながら、ゆっくりと過ぎ行く時を感じながら走るのは、まさに日本の夏、日本に生まれて良かったなぁ~、としみじみ感じる至福の時ですね。

 

季節の良さ、耐久の走行量、筑波サーキットの空気感…、何物にも代えがたい、リピーターが数多くいるのも納得の大会です。

 

●コース難度:★★★

●競技志向:★★★★

●エンジョイ度:★★★★

●ファミリー度:★★★